米ウーバー・テクノロジーズが次世代モビリティーの開発と距離を置き始めた。12月7日、自動運転技術の開発子会社ATGを、同業の米オーロラ・イノベーションに売却することで合意したと発表。さらにその翌日には、空飛ぶタクシーの開発部門「エレベート」を小型航空機メーカーの米ジョビー・アビエーションに売却することも明らかにした。
配車サービスで急成長したモビリティースタートアップの雄。ただ、先進技術の研究開発は一筋縄ではいかなかったようだ。ウーバーは2015年に自動運転開発に参入したが、その後は度重なるトラブルに見舞われた。17年には競合する米ウェイモがウーバーを特許侵害で提訴。18年には、米アリゾナ州での試験走行中に歩行者死亡事故を起こし開発を一時ストップするなど、ライバルの後じんを拝していた。
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