連載

#最後の1年

新型コロナに揺れる学生スポーツ界。最高学年の選手は無念や戸惑いを抱きながら「最後の1年」を過ごしています。

連載一覧

#最後の1年

「勝利で恩返しを」 クラスター乗り越えた天理大ラグビー部 関西リーグ開幕

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
【天理大-摂南大】前半、力強く相手防御を突破し、トライを決める天理大のシオサイア・フィフィタ=奈良県天理市の天理親里競技場で2020年11月7日午後1時53分、長宗拓弥撮影
【天理大-摂南大】前半、力強く相手防御を突破し、トライを決める天理大のシオサイア・フィフィタ=奈良県天理市の天理親里競技場で2020年11月7日午後1時53分、長宗拓弥撮影

 部員62人による新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生から約3カ月。7日に開幕したラグビーの関西大学Aリーグ初戦に臨んだ天理大の選手たちは、周囲への感謝の思いをプレーで体現した。奈良・天理親里競技場で摂南大に64―0で圧勝。リーグ5連覇へ一歩を刻んだ。

「僕がリーダーシップを」

 ゴール前でワンバウンドした球が、走り込んできたCTBシオサイア・フィフィタ(21)の胸にピタリと収まった。前半2分、22メートルライン付近のラックからボールを受けたSO松永拓朗(22)は、相手防御裏へのキックを選択。大学屈指の突破力を持つフィフィタは難なくボールを拾い、一気に加速して2人の選手を振り切り、先制トライにつなげた。

この記事は有料記事です。

残り685文字(全文994文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

この記事の筆者

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月