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お笑い、大衆芸能、放送などエンタメ全般を取材してきた、油井雅和記者が「舞台裏」をつづります。

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新作落語の新時代築いた 三遊亭円丈師匠の衝撃作「肥辰一代記」

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三遊亭円丈さん=毎日落語会で、山口政宣撮影
三遊亭円丈さん=毎日落語会で、山口政宣撮影

 三遊亭円丈(えんじょう)さん(75)は、東京の新作落語の大御所。掛布雅之さんと、蚊取りマットのCMに出演していたのを覚えている方もいるかも。でも、蚊取りマットも今では液体が全盛で、ずいぶん前のこと。

 東京落語の円丈さんと、数多くの作品を作り続け「創作落語」と呼ぶ桂文枝さん(77)が、現在の東西の新作落語のけん引役。その仲間や後輩たちが新作の世界を個性的に、さらに広げてきた。

 落語のネタは大ざっぱに分ければ古典と新作。でも、古典だってもともとは新作だったわけで、新作も語り継がれるようになれば、いつかは古典と呼ばれるかもしれない。

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