徳島県は2日、20~70代の男女20人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。直近1週間(4月25日~5月1日検査分)の感染者数は180人となり、15日ぶりに200人を割り込んだ。医療機関に入院していた80代以上の1人が亡くなり、県内の死者は累計44人となった。

 富岡東中・高校関連クラスターでは、これまでに感染が判明している生徒の家族3人が陽性となった。このうち、40代男性は女子高校生の父親で海陽町職員。町によると、男性は宍喰庁舎に勤務しており、4月23日以降は出勤していない。町は5月3日に同庁舎、6日に海南庁舎などを消毒する。クラスター規模は64人となった。

 県警は同日、徳島中央署の20代男性警察官1人の感染が分かったと発表した。4月27日に感染が分かった署員の同僚だった。

 感染者の市町村別内訳は▽徳島市12人▽鳴門市1人▽小松島市1人▽阿南市3人▽吉野川市1人▽石井町1人▽藍住町1人。症状は18人が軽症か無症状、2人が調査中としている。

 療養者は入院149人、宿泊療養181人(うち待機中130人)の計330人。感染者の累計は1339人となった。