【独自】スリランカに日本方式の地デジ供与、強みのワンセグで欧州方式から逆転

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 政府は、インド南部沿岸の島しょ国・スリランカに日本方式の地上デジタル放送システムを供与する。情報通信分野のインフラ(社会資本)輸出戦略の一環で、年内にも137億円の円借款を始める。巨大経済圏構想「一帯一路」に伴い、現地で存在感を高める中国をけん制する狙いもある。

 地デジ放送は、デジタル信号の伝送方式の違いによって日本、欧州、米国、中国の4方式が主な国際規格となる。途上国などを対象に売り込み競争が繰り広げられ、日本方式の採用はスリランカが約20か国目。人口2180万人の同国は、地上波の受信世帯数が350万程度にとどまる反面、携帯電話の加入数は3000万を上回る。いったんは欧州方式の地デジ放送導入が決まっていたが、携帯電話で視聴する「ワンセグ」技術に強みを持つ日本方式が逆転した。

 

残り:297文字/全文:644文字
読者会員限定記事です
新規登録ですぐ読む(読売新聞ご購読の方)
株・為替情報はこちら
スクラップは会員限定です

使い方
「経済」の最新記事一覧
記事に関する報告
2024580 0 経済 2021/05/01 15:00:00 2021/05/01 15:00:00 2021/05/01 15:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210501-OYT1I50068-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)