東電会長に小林喜光氏就任 「変化」アピールで信頼回復なるか

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就任記者会見で抱負を語る小林喜光・東京電力HD新会長=東京都千代田区で2021年4月28日(同社提供)
就任記者会見で抱負を語る小林喜光・東京電力HD新会長=東京都千代田区で2021年4月28日(同社提供)

 東京電力ホールディングス(HD)は28日、現在空席の会長に、三菱ケミカルHDの小林喜光会長(74)を起用する人事を発表した。6月の株主総会後の取締役会を経て就任する。東電は柏崎刈羽原発(新潟県)で所員が中央制御室に不正入室するなどの不祥事が相次いで発覚している。経済同友会代表幹事などを務めた小林氏を招き、福島第1原発の事故処理と経営再建の両立に向け、ガバナンス(企業統治)強化を図る。

 「エネルギー事業者の責任を果たし、失った信頼の回復など、新しい施策を執行側と議論しつつ打ち出していきたい」。小林氏は会長就任発表後の記者会見で意気込みを語った。

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