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インドで医療用酸素不足が深刻 二重変異株が猛威か コロナ患者急増

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車内で酸素吸入処置を受ける患者=ニューデリーで2021年4月24日、AP
車内で酸素吸入処置を受ける患者=ニューデリーで2021年4月24日、AP

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないインドが「医療崩壊」の危機に直面している。政府は25日、新規感染者が34万9000人を超えたと発表し、1日当たりの感染者数としては世界最多を更新。医療用の酸素も不足し、状況は悪化の一途をたどっている。

 地元メディアによると、首都ニューデリーの私立病院では23日夜、酸素の不足で治療中のコロナ患者20人が死亡した。中部マディヤプラデシュ州では20日、患者の親族が病院の倉庫から酸素ボンベを奪うという「事件」も発生。インドでは現在、医療水準が高いとされる病院でも酸素不足が深刻化している。こうした中、モディ首相は20日の演説で「数週間前までは対処可能な状況だったが、(現在は)嵐のようだ」と述べ、できるだけ屋内で過ごすよう国民に呼びかけた。

 病床不足も問題になっている。現地では担架に乗せられて病院の前で列を作る感染者の姿や、一つのベッドに複数の患者が横たわる様子などが報道されている。新たな入院患者の受け入れを停止した病院もある。

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