【佐藤優】盛り上がっている会議で反対意見を言いづらい。微妙な結果に終わるモヤモヤどうすれば?

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シマオ:連載「佐藤優のお悩み哲学相談」、今週もリスナーの皆さんからのお悩みにお答えしていきたいと思います。と、その前にお知らせしたいことがありまして。

佐藤さん:何でしょうか?

シマオ:第1回の放送で相談のお便りをくださったYukaさん、覚えてらっしゃいますか?

佐藤さん:もちろんです。パニック障害についてのご相談をくださった方ですね。

シマオ:実は、記事掲載後にまたお便りをいただいたんです。佐藤さんのアドバイスを受けて、実際に精神科病院に通われ始めたとのことです。

佐藤さん:そうでしたか。少しでもお役に立てたなら幸いです。快方に向かうことをお祈り申し上げます。

シマオ:そうですね。お便りありがとうございました! さて、今回のお悩みですが、30代後半の女性会社員の方からいただきました。

会議などで新しいアイデアが発案されたとき、周りが「やろうやろう」と盛り上がっているのに慎重論を言うと、流れに水を差すようで躊躇してしまいます。ネガティブシンカーというレッテルを貼られそうなのも嫌で黙っていることが多いのですが、結果として微妙なものがリリースされていくことにもモヤモヤしてしまいます。職業人として、ちゃんと反対意見も言うべきなのでしょうか?

(テキン 35-39歳 女性 会社員)

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シマオ:テキンさん、ありがとうございます。たしかに、会議で反対意見って出しづらいですよね。先輩の提案とかだと特に……。あとで、その人に恨まれてもイヤですし。佐藤さんは、そんなこと気にせずご自身の意見をズバッと言われるんでしょうね。

佐藤さん:そのように思われがちですが、私からのアドバイスは次のようになります。テキンさんが懸念されているように、もし部署の空気を悪くして浮いてしまう危険性があるなら、それは絶対に避けるべきでしょう。

シマオ:え、そうなんですか? 意外です。

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