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東京・池袋で2019年4月に起きた乗用車の暴走事故から2年となった19日、妻の松永真菜さん(当時31歳)と長女莉子ちゃん(同3歳)を亡くした拓也さん(34)が現場近くの公園にある慰霊碑に献花し、報道陣の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。
――事故から2年を迎えた今の気持ちは。
◆2年前の朝までは確かに生きていた妻と娘がこの世から去り、悲しみと苦しみの中で生きてきた。自分はどうやって生きていけばいいのか、何をすべきなのかと。交通事故を撲滅するための活動を関東交通犯罪遺族の会(あいの会)の仲間と共にやり、裁判では、遺族としてできることを全てやろうと生きてきた。ここに来るたびに「こんな思いをもう誰にもしてほしくない」と思う。
――慰霊碑の前で手を合わせ、どんなことを考えたか。
◆心の根底にあるのは2人への愛と感謝。2人の命は無駄にしないよ、という思いをもう一度伝えた。僕のことを心配していると思うので「生きていくと決めたから、心配しないでくれ」と。2人に胸を張って会えるように生きていくから、心配しないでと伝えた。
――交通事故を無くすためには何が必要か。
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