埼玉・秩父市長に北堀氏初当選 現職との3度目の対決制す

3度目の挑戦となった秩父市長選で初当選を果たし、万歳三唱する北堀篤氏(右から2人目)=18日午後11時半ごろ、同市内(内田優作撮影)
3度目の挑戦となった秩父市長選で初当選を果たし、万歳三唱する北堀篤氏(右から2人目)=18日午後11時半ごろ、同市内(内田優作撮影)

 任期満了に伴う埼玉県秩父市長選は18日に投開票され、無所属新人で元県議の北堀篤氏(70)=自民推薦=が、4選を目指した無所属現職の久喜邦康氏(66)ら2人を抑え、初当選を果たした。

 平成29年の前回市長選、25年の前々回市長選は北堀、久喜両氏の一騎打ちとなり、いずれも久喜氏が勝利していた。

 北堀氏は今回、29年と25年の市長選では得ることができなかった自民党県連の推薦を取り付け、同党所属国会議員とのパイプもアピールし、財政健全化や市立病院の経営改善などを訴えた。

 久喜氏は、自民党所属議員らで構成される市議会最大会派「清流クラブ」の大半の支援を受け、県執行部との良好な関係を強調して新型コロナウイルス対策の加速などを主張したが、及ばなかった。

 無所属新人で編集者の保泉昌広氏(44)は独自の観光振興策などを掲げたが、広がりを欠いた。

 当日有権者数は5万1538人。投票率は59・85%で、過去最低だった前回の59・98%を下回った。

(内田優作)

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 ◇秩父市長選開票結果

 当 14812 北堀  篤 無新

                【自】

   14516 久喜 邦康 無現

    1169 保泉 昌広 無新

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