大人気「空想科学研究所」…あっという間に「理科が楽しくなる」コンテンツの凄い仕掛け

マンガの世界を科学的に検証
マンガやアニメなど身近な世界を科学的に考える〔空想科学研究所〕の活動を通し、「科学」の楽しさを伝え続けている柳田理科雄先生。コロナ禍で「教育」の重要性がますます高まっている中、さまざまな試みをしている柳田先生に、「理科のおもしろさを伝えるのはどういうことか」について話を聞きました。
柳田理科雄さん(空想科学研究所)

コロナ禍で理科実験が休止する学校も

コロナ禍の影響で、今や学校教育も家庭内教育も、大きく変わろうとしています。調査では、休校などに伴い自宅にいる時間が長くなり、子どもの自主学習の時間が増えたという結果が出ています。(セガトイズ 21年2月調べ)。

また、文部科学省の通知により学校では感染対策の一環として、音楽や理科実験が休止になることも。

そんな中で、柳田先生は、オンラインならではの活動で、子どもたちに理科の楽しさを直接、伝えようとしています。

 

ラプンツェル救出作戦?〔STEAM空想科学教室〕の面白さ

「STEAM」とはサイエンス(科学)、テクノロジー(技術)、エンジニアリング(工学)、アート(芸術)、マスマティクス(数学)の五つの単語の頭文字を組み合わせた造語で、グローバルに広まりつつある、科学技術分野の競争力を高める教育方針のことです。

〔STEAM空想科学教室〕は、経済産業省「未来の教室」プロジェクトにも選ばれた企画。グリム童話の「ラプンツェル」を題材に、「子どもたちが自ら疑問を抱き、材料を集め、自分で考える」ことを体験してもらうオンライン授業だそうです。

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