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大阪「赤信号」週内にも再点灯か コロナ重症病床使用70%迫り

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非常事態を示す「赤信号」が週内にも再点灯する見通しを示した吉村洋文・大阪府知事=大阪府庁で2021年4月5日、山田尚弘撮影
非常事態を示す「赤信号」が週内にも再点灯する見通しを示した吉村洋文・大阪府知事=大阪府庁で2021年4月5日、山田尚弘撮影

 大阪府の吉村洋文知事は5日、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、重症者用の病床が急速に埋まっているとして、府の独自基準「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」が週内にも点灯するとの見通しを示した。重症病床の使用率は同日現在、63・8%に達し、赤信号の指標となる「70%以上」に迫っている。吉村知事は「重症病床使用率は右肩上がりで、垂直に近い状況。数日内に医療非常事態宣言を発動することになる」との考えを明らかにした。

 府によると、1日当たりの新規感染者数は「第3波」の1月をピークに減少をたどり、緊急事態宣言解除後の3月8日に38人にまで減った。しかし、同月中旬から増加に転じ、4月3日には過去最多の666人を記録。5日も先週月曜比で128人増の341人となり、東京都を7日連続で上回っている。特に10~30代の感染者が急増しており、府は「旅行に行ったり、送別会に出席したりした感染者が多数確認されている」としている…

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