クレラップのクレハ、在庫が阻む資金効率改善
証券部 生田弦己
中堅化学メーカー、クレハの高付加価値路線が軌道に乗りつつある。自動車向け電池部材などを強化し、営業利益率は2021年3月期まで3期連続で1割を超える見通し。自己資本利益率(ROE)も8%前後で推移し、株価は約2年半ぶり高値圏となっている。在庫管理などを改善できれば経営効率を一段と高められる余地がありそうだ。
クレハはおなじみの「クレラップ」だけでなく、自動車のエンジン周りに使う樹脂や農薬、医薬品...
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