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東日本大震災で父を、店の再興半ばで兄を失った岩手県山田町の三田地智之さん(46)が、2人の残した牛乳販売店を継ぎ、守っている。父を救えなかったことや、兄と仲たがいしたままだったことへの後悔は、今も消えない。それでも「家族が古里で地道に築き上げてきた商売を絶やしたくない」と配達を続けている。【日向米華】
震災当日、三田地さんは車で牛乳の配達中だった。地震後、自宅にいた父の岩蔵(いわぞう)さん(当時73歳)に電話を掛けたが、つながらない。どうすべきか迷っているうちに渋滞で自宅に戻れなくなり、高台に避難した。父は行方不明になり、1カ月後に身元が判明した。
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