USJの従業員が出前授業、コロナ禍で職場体験中止の地元中学校に

自身の職業について講義するユニバーサル・スタジオ・ジャパンの従業員=22日午後、大阪市此花区の市立梅香中学校
自身の職業について講義するユニバーサル・スタジオ・ジャパンの従業員=22日午後、大阪市此花区の市立梅香中学校

 大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は22日、同区の市立梅香中学校で、キャリア教育をテーマとした従業員の出前授業を行った。新型コロナウイルスの影響で地域での職場体験が中止になった生徒たちに、仕事でのアドバイスなどを語った。

 出前授業はUSJが企画。中止となった職場体験に代わるキャリア教育の機会を模索していた同区に呼び掛けて実現した。市立此花中と市立春日出中でも実施した。

 梅香中学校の体育館で22日に開かれた出前授業では2年生約190人が参加。USJの従業員は、施設内で100種以上の職種があることや飲食、グッズなどの開発の流れを紹介し、なりたい職業を見つけるためのアドバイスとして「いろんなことに興味を持って挑戦して」と呼びかけた。

 また、会場ではUSJのダンサーが、この日のために考案したダンスを披露。生徒たちにも振り付けを指導したほか、教師と一緒に踊る一幕もあった。

 参加した2年の女子生徒(14)は「USJで働く人たちが、普段は見えない場所でも一生懸命に頑張っていることが印象に残った」と話していた。

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