2021.03.22

さらば文在寅…ついに支持率が「過去最悪」で、韓国国民の「文在寅離れ」が止まらない!

文在寅が「ソウル市長選」で大ピンチ

韓国で4月7日に行われるソウル市長補欠選挙で、文在寅氏の与党「共に民主党」(以下“民主党“)の朴映宣(パク・ヨンソン)候補の選挙戦に暗雲が漂ってきた。

現在の韓国政界は、韓国土地住宅公社(LH)職員をはじめとする公職者の土地投機疑惑が広がっており、文在寅大統領への信頼が大きく傷ついている

それに加え、朴候補の選挙対策を担う3人の民主党所属の国会議員は故朴元淳(パク・ウォンスン)前市長のセクハラ被害者を殺人の被告呼ばわりしたことを謝罪して責任をとって選対キャンプの共同本部長などを一斉に辞任した。

こうした流れを受け、「国民の力」の呉世勲(オ・セフン)候補(元ソウル市長)、または「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補(「国民の党」代表)のいずれかで野党のソウル市長候補が一本化されれば、朴映宣候補は敗北するだろうとの世論調査結果が出ている。

市長選挙の劣勢を受け、民主党は朴候補の建議を受け、特別検察を設置してLH事件の捜査を行うことで、野党「国民の力」と合意した。文在寅政権が事件をうやむやにしようとしているとの疑念が高まったのを受けた結果である。

文在寅への疑念が高まってきた photo/gettyimages
 

しかも、文在寅政権がこれまで、保守政権よりも公正であるとしてきた基盤も揺らぎ始めている。厳正な捜査を行い、多くの逮捕者を出しても、少数の人に嫌疑を押し付けても政権に対する評価は高まらないであろう。

選挙まで3週間弱となった今、文在寅政権と与党にとって起死回生の策は見当たらない

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