千葉県知事選、元千葉市長の熊谷氏初当選 自民推薦候補を破る

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 任期満了に伴う千葉県知事選が21日投開票され、無所属新人で元千葉市長の熊谷俊人氏(43)が、無所属新人で元自民党県議の関政幸氏(41)=自民推薦、無所属新人で共産党地区役員の金光理恵氏(57)=共産推薦=ら7氏を破り、当選を確実にした。

 千葉市長を辞職して立候補した熊谷氏は、豊富な行政経験に基づく県政改革を訴え、圧倒的な知名度で終始、選挙戦を有利に展開した。立憲民主の県議団や自民、公明の一部国会議員らが支持。県医師連盟が推薦するなど民間の団体からも支援を受け、幅広い層に浸透した。

 自民推薦の関氏は、複数の国会議員が応援に駆けつけ支持拡大を図ったが、及ばなかった。自民は当初、千葉県出身で元スポーツ庁長官、鈴木大地氏の擁立を目指したが、鈴木氏が辞退。選挙態勢の構築が遅れたことも痛手になった。

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