「芭蕉伊賀」が終刊 生誕地・伊賀市の俳人が創刊、22年間発行

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「芭蕉伊賀」の終刊号となった第252号の表紙
「芭蕉伊賀」の終刊号となった第252号の表紙

 松尾芭蕉の生誕地の三重県伊賀市で発行されていた俳誌「芭蕉伊賀」が通算252号で終刊となった。主宰者で伊賀市の俳人、藤井充子さんが2020年10月に89歳で死去し、終刊号が追悼特集として編まれ、今年2月に発行された。創刊から251号までの22年で総掲載句は27万句を超える。終刊号を編集した北出楯夫さんは「行動力があり、伊賀の俳句人口を増やした」と藤井さんと芭蕉伊賀を惜しんだ。【大西康裕】

 藤井さんは現在の伊賀市柘植町生まれ。30歳のころ伊賀俳壇をリードした菊山九園に師事。高浜虚子が訪れたこともある九園邸(上野丸之内)の近くに住むほど俳句に打ち込んだ。

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