「ワクチンどこで?」 Facebook、接種情報サービス開始
【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックは15日、新型コロナウイスルのワクチン接種に関する情報を提供するサービスを始めたと発表した。利用者がフェイスブックを通じて近所の接種会場やワクチンを受けられる時間を調べられるようにする。まず米国で開始し、国外にも広げるとしている。
米国ではワクチン接種会場検索サービス「ワクチンファインダー」を提供するボストン子供病院と協力してサービスを始めた。同病院は利用者が入力した郵便番号に基づいてワクチンを受けられる会場や時間といった情報を通知し、予約サイトへのリンクも提供している。
フェイスブックは同日、傘下の画像共有アプリ「インスタグラム」にも新型コロナの関連情報を集約した「情報センター」を加えたと発表した。また、各国政府などが対話アプリ「ワッツアップ」のチャットボット(自動応答システム)をワクチンに関する情報提供に使えるようにする取り組みを広げる。
フェイスブックは新型コロナのワクチンにまつわる誤情報の拡散を放置していると非難を浴びた経緯がある。2020年12月に「一部の人たちが同意なしに実験台になっている」といった陰謀論を削除することを決めた。2月にさらに制限を強め、15日には1カ月あまりの期間に200万の投稿を削除したと説明した。
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