困窮する子育て世帯に支援を 参院自民が緊急提言

 自民党の二之湯智参院政審会長は15日、参院自民の「不安に寄り添う政治のあり方勉強会」が取りまとめた新型コロナウイルス禍で困窮する子育て世帯に対する支援などを求める緊急提言を、坂本哲志少子化対策担当相に手渡した。

 緊急提言では年度末や年度初めを迎える中、ひとり親世帯に限らず、両親がそろっていても困窮する子育て世帯には現金給付の支援の必要性などを訴えている。世耕弘成参院幹事長は14日のNHK番組で「間もなく入学シーズンとなり、子育て世帯にとって負担の大きい時期になる」と述べ、早期に対応策をまとめる考えを示していた。

 二之湯氏は記者団に「年度末といっても後2週間しかない。(坂本氏には)子供たちが制服を買うカネもないという実態や窮状を訴えた」と説明し、坂本氏からは「問題意識を持っているので頑張りたい」と前向きな返答があったという。

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