仏壇や墓石を販売するはせがわは2021年3月11日、受発注情報や在庫情報、顧客情報などを管理する次期基幹システムの開発を中止すると発表した。これに伴い、2021年3月期の第4四半期(2021年1~3月)決算で4億300万円の特別損失を計上する。

 同社が基幹システム構築に着手したのは2019年。ERP(統合基幹業務システム)パッケージの導入や周辺システムの開発を含めたプロジェクトで、当初は2021年4月に稼働させる計画だった。

 だが2020年に入り、国内で新型コロナウイルスの感染が広がったために開発作業を中断していた。今後も「新型コロナウイルス感染拡大の防止を行ないながら、開発環境を整えることが困難」(はせがわ)と判断し、作業再開を断念して開発費用の一部を特別損失として計上することにした。

 はせがわは今回、2020年11月に発表していた2021年3月期の通期業績予想も修正した。売上高予想は前回の173億円から177億円に、営業利益予想は4億円から8億円に引き上げた。一方で特別損失の計上に伴って、親会社株主に帰属する当期純利益予想については1億円と前回から据え置いた。