中国の台湾侵攻の脅威「6年で明白に」 米インド太平洋軍司令官

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米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官=首相官邸で2018年6月21日、川田雅浩撮影
米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官=首相官邸で2018年6月21日、川田雅浩撮影

 米インド太平洋軍のデービッドソン司令官は9日、上院軍事委員会の公聴会で証言し、急速に軍事力を増強する中国が今後6年で台湾に侵攻する恐れがあるとの認識を示した。中国が「国際秩序における米国の指導的役割を取って代わろうとしている」と危機感をあらわにし、日本など同盟国との連携を深めて対抗する姿勢を示した。

 デービッドソン氏は、中国を「21世紀の安全保障に対する最大の長期にわたる戦略的脅威」と説明した。中国の軍拡で「インド太平洋地域の軍事バランスは、米国と同盟国にとってより好ましくない状況になっている」と指摘。米軍が効果的な対応を行う前に「中国が軍事的不均衡でつけあがり、一方的に現状を変更しようとする危機が高まっている」と主張した。

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