埼玉知事「陽性者減がミッション」 緊急事態宣言延長

 埼玉県の大野元裕知事は5日の記者会見で、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の延長に関し「2週間で陽性者を可能な限り減らすことが県のミッションだ」と述べた。「ワクチン接種で医療関係者の負担は重くなる」と重ねて訴え、状況が改善しなければ「命にかかわるだけでなく経済への影響も大きい」と強調した。

 県は、延長後の新たな期限の前に政府に解除を要請することも想定しており、その前提として「週平均の入院患者数500人以下」などの目安を示している。大野知事は「県民や事業者に自粛疲れがあるかもしれない。『先』を示すことで協力をお願いしたい」と説明した。

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