「両美人」と記念撮影できます 奈良ホテル 上村松園らの作品並べ

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12年ぶりに同じ場所に飾られた「花嫁」(右)と「美人舞妓」=奈良市の奈良ホテルで2021年3月4日、久保聡撮影
12年ぶりに同じ場所に飾られた「花嫁」(右)と「美人舞妓」=奈良市の奈良ホテルで2021年3月4日、久保聡撮影

 開業111年を数える奈良ホテル(奈良市)には、日本画の二大巨匠がそれぞれ描いた左右対称の美人画2枚が収蔵されている。普段はホテル内で別々に飾られているが、2枚を同じ場所に並べて一緒に写真を撮れる宿泊プランを、同ホテルが企画した。宿泊者が「両美人」の間に立って、記念撮影できる。担当者は「貴重な機会で、特別な体験をしてほしい」と話す。【久保聡】

 2枚は、角隠しと黒の着物を着た美しい花嫁を描いた上村松園(1875~1949)の「花嫁」と、若草色の着物があでやかな舞妓(まいこ)を描いた中村大三郎(1898~1947)の「美人舞妓」。いずれも旧満州国皇帝・愛新覚羅溥儀(ふぎ)が1935年に国賓として来日し、宿泊するのに合わせて購入されたという。

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