ITエンジニアは技術・スキルに不安 パーソル総研調べ
パーソル総合研究所(東京・千代田)は、IT(情報技術)エンジニアの就業意識に関する調査の結果を26日に発表した。ITエンジニアにキャリア上の不安を尋ねたところ、上位3つのうち2つが技術やスキルに関する不安だった。
最も回答比率が高かったのは「自分の技術やスキルがいつまで通用するか不安だ」で、ITエンジニア全体のうち46.5%だった。以降、「今の会社でどこまで給与が上がるか不安だ」が同45.9%、「いつまで新しい技術やスキルを習得できるか不安だ」が同43.6%と続いた。
調査ではバックオフィスや、企画・マーケティング、営業職といった職種のビジネスパーソンにも同じ質問をしている。こうしたIT以外の職種に比べても、技術やスキルに関する不安についての回答比率がITエンジニアでは高かった。この結果を受けてパーソル総合研究所は「企業は、技術やスキルを研さんする機会をITエンジニアに積極的に提供すべきだ」と指摘する。
調査は2020年9月4~7日まで、インターネットで実施した。ITエンジニア1600人を含む、20~59歳までの全国の正社員2500人を対象にした。
(日経クロステック/日経コンピュータ 西村崇)
[日経クロステック 2021年2月26日掲載]
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