関西電力、生活サービス特化のECモール開設 顧客囲い込み

関西電力が開設したインターネットショッピングモール「かんでん暮らしモール」のトップ画面
関西電力が開設したインターネットショッピングモール「かんでん暮らしモール」のトップ画面

 関西電力は1日、電気やガスの契約者を対象に住宅リフォームや保険、クリーニングなどの生活サービスを仲介するインターネットショッピングモールを開設したと発表した。オンラインで電気料金などを確認できる会員サービス「はぴeみる電」に登録する580万件以上が対象。電気やガス以外のサービスを充実させ、契約者の囲い込みにつなげる狙い。

 ショッピングモールの名称は「かんでん暮らしモール」。関電やグループ会社を含む22社が出店する。家事代行▽防犯▽オンライン英会話▽水の宅配▽教育ローン-など33分野のサービスを提供する。

 出店企業は販売手数料などを支払う必要があるが、関電側が会員にメールなどを通じ、586万件の家庭や商店などにPRする。利用者にはポイントが付くほか、初回利用料の値引きや割安の独自プランなどの特典がある。

 関電はさらに出店企業を拡充することを検討しており、「暮らしの役立ちサービスを提供する魅力的なプラットフォーム(基盤)を目指す」とした。

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