白鵬が合同稽古に参戦 若隆景に30戦全勝

 大相撲で4場所連続休場中の横綱白鵬が24日、3月の春場所(3月14日初日、両国国技館)に向け、国技館内相撲教習所で行われている合同稽古にこの日から参加した。幕内若隆景と30番相撲を取って全勝し、「20番と思って土俵に入ったけど気づいたら20番だった。もうちょっと10番という思いでやった」と上々の調整を披露した。

 白鵬は1月に新型コロナウイルス感染が判明し、同月の初場所を全休。所属部屋以外の力士と相撲を取るのは昨年12月の合同稽古以来だった。寄りや押し、つり技や投げ技など多彩な攻めを見せて勝利を重ね、「(スタミナは)戻ったかなという感じ。やっぱり引き締まるものがあるし、環境を変えるというのはいい」と手応えを口にした。

 大阪で行われた昨年、一昨年の春場所では優勝している。コロナ禍で東京での代替開催となった今年の春場所に向け、「春連覇を目指している。東京で春場所は初めて。『初めて』ということは好きですから」と笑顔を見せた。

 合同稽古はこの日が5日目で、25日まで行われる。

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