「資格なんてムダ!」は思い込み…おじさんが「地味な資格」を取るべき3つの理由
そもそも「地味な資格」とは?
前回の記事(転職は厳しい、出世もムリそう…管理職になれなかった「おじさん社員」の末路)で、私は管理職経験のない「現代のおじさん(50代もしくは40代後半のビジネスパーソン)」が、人生の前半戦で負けてしまう懸念についてご説明しました。
では、前半戦で負けてしまったとしても、いまから心を入れ替えて仕事に打ち込めば、道は開け、後半戦で勝てるのでしょうか?
不可能ではないですが、実際のところは難しいでしょう。
40代や50代で役職に就いていない人は、重要なプロジェクトや顧客から外され、大きな成果を見込めない仕事や顧客を担当させられたり、若手社員と同じような立場や働き方であったりすることが多いからです。
このような状況で、会社の評価を覆すような実績を挙げることは不可能に近いでしょう。それに、自分のモチベーションも長くは続きません。
これを聞いた方はきっと、「じゃあ、いったいどうしろというんだ」と思っていることと思います。
そこで、打開策としてみなさんにおすすめしたいのが、「地味な資格」を取り、その資格を活かして独立や転職をすることです。
地味な資格とは、「世間の知名度は低いけど、法人に必要とされ、案外稼いでいる人が多い資格」を指しています。士業でいえば、社会保険労務士や行政書士、土地家屋調査士などが該当します。なにも、これらの資格を貶めているわけではありません。法人を相手にする資格であるため、一般にはその業務内容が見えづらいということです。
なぜ地味な資格を取ることがよいのでしょうか?
その理由は3つあります。