東京・九段下のグランドパレス、6月末に営業終了
東京・九段下のホテルグランドパレス(東京・千代田)は6月末で営業を終了する。新型コロナウイルスによる利用者減で2020年12月末に21年6月末での営業休止を公表したが、2度目の緊急事態宣言などで予約キャンセルが相次いだうえ、感染の長期化で業績回復も不透明なことから営業終了を判断した。
1月は稼働率が1割弱に落ち込んでいた。今後、老朽化施設の改修が必要なことも重荷になった。運営会社は何らかの形で存続させることも視野に検討しており、従業員への対応を含め詳細は今後詰める。
6月末までは営業を続け、宿泊予約も受け付ける。同ホテルは東京・丸の内にある「パレスホテル」の姉妹ホテルとして1972年に開業。過去にはプロ野球のドラフト会議が開かれるなどした。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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