ボイラー生産、長崎に集約 三菱重の石炭火力事業

 三菱重工業は4日、火力発電事業を手掛ける子会社、三菱パワー(横浜市)の石炭火力発電用のボイラー事業に関し、2022年度末をめどに呉工場(広島県呉市)の生産機能を長崎工場(長崎市)に集約すると発表した。

 世界的な脱炭素の流れを受け、石炭火力発電所の新設工事が大幅に減ったため。呉工場には修理などメンテナンス関連を残す。呉工場の従業員は約千人だが、配置転換や定年退職などで約600人に減るという。

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