NEXCO中日本は、ハイウェイラジオで提供している交通情報をスマートフォンから入手できる情報通信アプリ「みちラジ」を開発し、2月1日から運用を開始する。
NEXCO中日本では、事故や渋滞などの交通情報を正確かつタイムリーに知らせるなど、情報提供の高度化を推進する「i-MOVEMENT」に取り組んでおり、みちラジの開発はその一環。その戦術の一つである「旅行快適化支援アプリによるサービス向上」につながる技術だ。
高速道路では、走行中の利用客にハイウェイラジオや情報板で交通情報を知らせている。ハイウェイラジオは、インターチェンジ、ジャンクションやサービスエリアの手前など特定の区間で、カーラジオをAM1620kHzに合わせると、渋滞・事故・通行止めなどの交通情報を聞くことができるが、その都度カーラジオの操作を行う必要がある。
みちラジは、走行中の位置情報をもとに、渋滞・事故・通行止めの情報や所要時間情報などを、あらかじめ設定した個人のスマホに明瞭な音声でプッシュ通知により知らせる。ハイウェイラジオでは進行方向以外の情報も知らせているが、みちラジはスマホのGPS機能による位置情報をもとに、進行方向に応じた情報のみを提供する。
2月1日より、東名 東京IC~御殿場JCT、新東名 海老名南JCT~伊勢原JCT、中央道 高井戸IC~大月JCT、圏央道 海老名南JCT~八王子JCTといった首都圏から運用を開始し、管内全域へと順次、展開していく予定だ。