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滋賀県文化財保護協会は28日、栗東市六地蔵の高野遺跡で、平安時代初期(8世紀末~9世紀前半)に使われていた、古代の東海道とみられる遺構が見つかったと発表した。当時の交通の様子を知る貴重な発見となりそうだ。【礒野健一】
東海道は律令時代に設けられた行政区分の一つで、古代の主要道でもある。都が平城京だった頃は、奈良から北の木津(京都府木津川市)を経て東へ進み、伊賀を通って伊勢へと続いたが、平安京に遷都された後は近江から伊賀を抜けるよう変更された。栗東市内のルートは近世の東海道とほぼ同じと推定されている。ただ、高野遺跡周辺は、河川氾濫の影響を避けるため遺跡南部の高所に…
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