サークルK親会社 仏カルフールに買収提案 2兆円

 コンビニ「サークルK」などを展開するカナダのアリマンタシォン・クシュタールは13日、フランスの流通大手カルフールに買収を提案したと発表した。買収総額は約160億ユーロ(約2兆円)。実現すれば、世界有数の規模の小売企業になる。

 アリマンタシォン・クシュタールは北米中心に約1万4千店を展開している。カルフールは欧州中心に1万2千店超を運営し、スマートフォンを使った注文などオンラインサービスに力を入れている。

 ロイター通信は、フランスのルメール経済・財務相が地元テレビで、外国企業による買収提案に懸念を示したと伝えた。市場では、両社の事業内容や展開地域が重ならず、相乗効果が出しにくいとの見方もある。

(共同)

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