エアビー、米首都宿泊中止 グーグルは政治広告停止
【ニューヨーク=共同】民泊仲介サイト最大手の米エアビーアンドビーは13日、政権移行時の混乱防止策として、バイデン次期大統領の就任式がある20日の週を対象に米首都ワシントン周辺の宿泊予約をキャンセルすると発表した。米グーグルは、全ての政治広告を少なくとも21日まで停止すると明らかにした。
エアビーは予約者に全額返金し、家主にはキャンセル分を支払う方針。予約キャンセルは行政の求めに応じた措置で「就任式を妨害しようとしている武装民兵やヘイトグループの報告があることを認識している」と説明した。
トランプ米大統領の支持者の連邦議会議事堂襲撃を受け、エアビーは事件に関与したり、ヘイトグループに関連したりしている個人を特定し、同社のサービス利用を禁止した。
グーグルは大統領選対策で実施した政治広告の一時的な停止措置を昨年12月に解除したが、再び停止する。米フェイスブックも政治広告を一時停止している。