キルギス大統領選、ジャパロフ氏当選確実 対立候補が不正訴え、再び抗議活動の恐れも

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当選を確実にして、記者会見に臨むジャパロフ氏=キルギスの首都ビシケクで2021年1月10日、AP
当選を確実にして、記者会見に臨むジャパロフ氏=キルギスの首都ビシケクで2021年1月10日、AP

 中央アジアのキルギスで10日、議会選後の混乱を受けジェエンベコフ前大統領が辞任したことに伴う大統領選が投開票された。中央選挙管理委員会の暫定結果によると、混乱の中で収監先から釈放され、一時大統領代行となった元議員のサディル・ジャパロフ氏(52)が8割近い得票を集め、当選を確実にした。投票率は約39%だった。

 大統領選と同時に行われた将来の統治形態を問う国民投票では、8割以上が大統領制を支持した。今後、大統領権限を強化する新憲法案が作成され、再び国民投票が実施される見通し。ただ、大統領選の不正を訴える対立候補からは「選挙結果を認めない」という声が上がっており、再び抗議活動が起こる恐れもある。

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