移りやすいアジサイの色の変化の仕組み解明 名大チーム

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
紫色のアジサイ(左)と色とりどりの細胞が集まった「がく片」の顕微鏡写真=吉田久美教授提供
紫色のアジサイ(左)と色とりどりの細胞が集まった「がく片」の顕微鏡写真=吉田久美教授提供

 赤や紫、青色にと変化し「移り気」の花言葉を持つアジサイ。名古屋大の吉田久美教授(天然物化学)らの研究チームは、アジサイの色は株単位や花びらのように見える「がく片」ごとに決まるのでなく、がく片を作る細胞ごとの色の違いが集まって全体の色を生み出していることを解明、色を決める複数の要素を明らかにした。英専門誌(電子版)に掲載された。

 青色の品種のアジサイを中性の土壌で育てると花は紫色に、酸性の土壌では青色になる。アジサイの鉢植えを買って庭に植え替えると色が変わることがあるのはこのためだ。

この記事は有料記事です。

残り283文字(全文527文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月