ホーム移転の「しこり」解消 ラグビーで地域振興、群馬・太田市がパナと協定

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協定締結書を示す(左から)久保田剛パナソニック・スポーツ事業センター所長、清水聖義・太田市長、村山俊明・大泉町長、富岡清・熊谷市長=群馬県の太田市民会館で2020年12月25日午後1時半、高橋努撮影
協定締結書を示す(左から)久保田剛パナソニック・スポーツ事業センター所長、清水聖義・太田市長、村山俊明・大泉町長、富岡清・熊谷市長=群馬県の太田市民会館で2020年12月25日午後1時半、高橋努撮影

 群馬県太田市、大泉町、埼玉県熊谷市は、ラグビー・トップリーグのワイルドナイツを運営するパナソニック(本社・大阪府門真市)と「ラグビーを通じた地域振興等に関する協定」を結んだ。ラグビーの普及・応援で協力し、2市1町のふるさと納税返礼品へのチーム関連グッズ活用などを盛り込んだ協定だが、チームの活動拠点を来夏に熊谷に移転することを巡ってぎくしゃくしていた太田市とパナソニックが「和解」した証しの意義が大きい。【高橋努】

 ワイルドナイツは1960年、東京三洋電機ラグビー部として大泉町で創部。工場内のグラウンドで練習を重ね、東日本社会人リーグの強豪となった。97年には隣接する太田市龍舞町に天然芝ラグビー場2面を設営。翌年にはクラブハウスも併設してチームの拠点とした。2004年にトップリーグがスタートすると、太田市も市運動公園陸上競技場を改修してホームグラウンドに提供するなど支援。チームが13年度からリーグ3連覇を果…

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