女川高等学園がぼうさい甲子園グランプリ 特別支援学校で初

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2020年9月の総合防災訓練で、避難者役の教員らに検温を実施する宮城県立支援学校女川高等学園の生徒たち=同校提供
2020年9月の総合防災訓練で、避難者役の教員らに検温を実施する宮城県立支援学校女川高等学園の生徒たち=同校提供

 優れた防災教育の取り組みを表彰する2020年度の「ぼうさい甲子園」(1・17防災未来賞)=毎日新聞社など主催=のグランプリに、宮城県立支援学校女川高等学園(同県女川町)が選ばれた。今回は16回目の開催となるが、特別支援学校のグランプリ受賞は史上初。来春で創設丸5年となる全寮制の同校では、生徒たちによる寮の自主防災組織「自治会」が学内で行う総合防災訓練の企画・運営を手がける。新型コロナウイルスの感染拡大の中、主体的な取り組みが高く評価された。

 給食給水班や安全点検班など6班で構成される自治会は、非常食の管理や寮内設備の安全点検など、日常的に防災の役割を担う。その一環として、毎年9月に津波による被害を想定し、避難者の応急救護や体育館での寝泊まりなど、20時間にわたる訓練を実施している。

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