環境を考えるブランドのタッグ
“今週のいいもの”はベジタブルタンニンレザーのサーモスケース。プリミティブな風合いはもちろん、破綻のないステッチピッチには惚れ惚れしてしまう。さすがジル サンダー+といった風格がある。使い込んだときのエイジングも楽しみだ。
肝心のボトルは米カリフォルニア州チコのステンレスボトルメーカー、クリーンカンティーンの一品。二重層構造のカップ、どこからでも注げる360℃プアスルーデザイン、保温性能を向上させる内側に設けたねじ切り溝といった独自の技術を搭載したそのボトルは、従来のイメージを覆す。ドットで構成されたねじ切り溝もユニークだ。
ジル サンダー+がクリーンカンティーンを選んだのは、プロダクトとしての素晴らしさもさることながら、企業理念に共鳴したからだった。クリーンカンティーンは使い捨てボトルをなくすことを目指しているという。
連載「今週のいいもの」について
「今週のいいもの」では、毎週ひとつのテーマを設け、GQの視点で選んだ5点のアイテムを紹介する。ファッションからスキンケア、家電、雑貨まで、あなたのライフスタイルを豊かにする“いいもの”を見つけてほしい。
文・竹川圭 写真・高橋絵里奈 スタイリング・稲垣友斗、飯垣祥大