令和3年度農水省予算案2兆3050億円 輸出戦略に88億円

東京・霞が関の農林水産省
東京・霞が関の農林水産省

 農林水産省は18日午前の自民党の会合で、令和3年度予算案の農林水産関係の概要を示した。総額は2兆3050億円で、2年度当初予算額(2兆3109億円)と同水準を確保。12年までに農林水産物・食品の輸出額を5兆円に引き上げる目標の達成に向けて政府が11月末に決めた「実行戦略」を着実に実施する費用として計88億円を盛った。

 政府は、今月15日に閣議決定した2年度第3次補正予算案と3年度予算案を「15カ月予算」として一体で編成作業を実施。農水関係は、2年度3次補正が1兆519億円で、3年度予算案と合算すると3兆3千億円余りの規模となる。

 会合に出席した野上浩太郎農水相は「3次補正の1兆519億円と合わせて、農林水産業はさまざまな課題があるが、全力で取り組みを進めたい」と述べた。

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