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立憲の苦悩 「原発ゼロ」の文言、基本政策に盛り込む? 理想のみ追えない事情

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立憲民主党の「原発ゼロ」を巡る構図
立憲民主党の「原発ゼロ」を巡る構図

 立憲民主党が、策定中の基本政策に「原発ゼロ」の文言を盛り込むかどうかで苦慮している。次期衆院選は来年に迫るが、旧立憲と旧国民民主党の出身議員の綱引きが続き、決着は年明けに持ち越しとなった。「理想論」を唱えるだけでは済まない事情があるというが、その訳とは?

 「『原発ゼロ』が入っていない。立党の精神だから書き込んでほしい」

 「原発がないと生きる道がなくなる労働者がいる。そこに責任を持てる表現にしてほしい」

 立憲が11月25日に党本部で開いた全議員集会では、政務調査会が示した基本政策の「たたき台」を巡り激論となった。たたき台は、地元合意がなければ「原発再稼働を認めない」などとする内容で、「原発ゼロ」はなかった。

 旧立憲は「原発ゼロ」を旗印の一つに2017年に結党した経緯がある。出身議員はリベラル系が多く、こだわりは強い。25日を含めて計3回開かれた全議員集会で、菅直人元首相らは「原発ゼロがなければ、政策が後退したと思われる。コアな支持層が離れないか」と訴え続けた。一方、旧国民出身の党幹部は…

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