出光、高効率ナフサ分解炉が完成 徳山事業所に
出光興産は11日、徳山事業所(山口県周南市)で建設中だった高効率ナフサ分解炉が完成したと発表した。2021年2月に運転を始める。従来2基あった分解炉を新設の1基に集約する。同事業所の生産能力は変わらない。約30%の省エネルギー効果があり、コスト削減につなげる。同事業所での二酸化炭素(CO2)も年間約1万6000トン減らせるという。
ナフサ(粗製ガソリン)を分解すると、エチレンなどの石油化学製品の基礎原料ができる。同事業所のエチレンの生産能力は年間約62万トン。