ラグジュアリーなグランピング施設へ
ANAセールスがプロデュースする沖縄の手軽なキャンプ商品「そらキャン〜ANA CAMP PACK〜」は、キャンプ上級者から初心者向けまで、さまざまな客層のニーズに応えてくれます。
2日目に取材したのは、キャンプには興味があるけれどセレブ感を求めていてアメニティも充実していてほしい、という成熟したお客さん向けです。
そのグランビング施設があるのは、沖縄本島の離島である伊江島(いえじま)です。まだあまり知られていない隠れ家的な島ですが、実は景勝地だらけのパワースポット。しかも本島からカーフェリーに乗ってわずか30分で到着します。GRACE OKINAWAで借りたレンタカーのシボレー「カマロ・コンバーチブル」とは、港でしばらくお別れです(カマロの高級感のおかげか混んでいる駐車場で結構良い位置に誘導されました)。
フェリーに乗っていると、塔のような不思議な形の山がある島が近づいてきました。シンボル的な山は、城山(ぐすくやま)という名前で、古くから信仰の対象になっているようです。ひと目見て、神が宿る場所だと感じました。
ここは自然と文明が高次元で融合したような施設です。朝日や夕陽、星空、波の音、コバルトブルーの海、背後の山、に囲まれながら、ホテル並の快適な空間を享受でき、食事は地元の食材を使った豪華なバーベキューで、BARのドリンクは飲み放題。さらにクリアカヤック・SUPボード・自転車も無料で利用可(有償のアクティビティも多数あり)。目の前にはほとんど人がいない美しいビーチがひろがっていてときどきウミガメも遊びに来るそうです。
今ならGo To Travelを利用して1人3万円台往復航空券も込みで泊まれるそうです(2名1室利用時)。この施設の存在に気づいて予約できた人には、何らかのポジティブなFORCEが働いているのかもしれません。
自然を満喫!
土地の良い磁場のおかげか取材がスムーズに進んだので、余った時間で島のパワースポットに連れて行っていただきました。
伊江海岸には“映えるブランコ”が設置してあって、伊江島がインフルエンサーの聖地になる予感が。島民の信仰を集める城山に近づいて見上げると神々しくて拝みたくなりました。
良質の水が湧き出る「湧出(わじぃー)」というスポットに行くと濃いブルーの海中から白い水流が噴出しているのが見えました。神様が人間のために与えてくださった飲み水に感動。
城山や湧出などに行って自然の偉大さ、神の存在を体感しました。グランピング施設が快適すぎて1時間くらいいただけで万能感や無敵感が高まってしまったので、聖地巡りで謙虚さを取り戻せて良かったです。
自然を満喫したあとは、フェリーで本島に戻って、橋で気軽に行ける離島の瀬底島へ。オープンカー状態になったカマロが海岸と馴染んでバカンス感を醸し出していました。
さらにそのあと本島の国際通りに立ち寄ったら、通り沿いの派手な色彩のお店にカマロが絶妙にマッチしていました。最後に物欲で締めくくりましたが、自然と煩悩、どちらにも没入することでバランスを保っていきたいです。伊江島でブレない地球の軸と繋がれば、文明と自然、都会と離島を自由に行き来できそうです。
文・辛酸なめ子 写真・安井宏充(Weekend.)