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ANAで行く“新しいキャンプ”とは? Vol.3 沖縄編Day2

ANAグループのANAセールスが企画した「そらキャン〜ANA CAMP PACK〜沖縄版」「ANA BEACH GLAMPING in 沖縄『伊江島』」にマンガ家・コラムニストの辛酸なめ子さんが参加した。空旅とキャンプを組み合わせた魅力とは? Vol.3では沖縄2日目“グランピング”をリポートする。
ANA 全日空 全日本空輸 エアライン そらキャン〜ANA CAMP PACK〜沖縄版 ANA BEACH GLAMPING in 沖縄『伊江島』
Hiromitsu Yasui
ANA 全日空 全日本空輸 エアライン そらキャン〜ANA CAMP PACK〜沖縄版 ANA BEACH GLAMPING in 沖縄『伊江島』
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ラグジュアリーなグランピング施設へ

ANAセールスがプロデュースする沖縄の手軽なキャンプ商品「そらキャン〜ANA CAMP PACK〜」は、キャンプ上級者から初心者向けまで、さまざまな客層のニーズに応えてくれます。

2日目に取材したのは、キャンプには興味があるけれどセレブ感を求めていてアメニティも充実していてほしい、という成熟したお客さん向けです。

【前話】沖縄編Day1

そのグランビング施設があるのは、沖縄本島の離島である伊江島(いえじま)です。まだあまり知られていない隠れ家的な島ですが、実は景勝地だらけのパワースポット。しかも本島からカーフェリーに乗ってわずか30分で到着します。GRACE OKINAWAで借りたレンタカーのシボレー「カマロ・コンバーチブル」とは、港でしばらくお別れです(カマロの高級感のおかげか混んでいる駐車場で結構良い位置に誘導されました)。

フェリーに乗っていると、塔のような不思議な形の山がある島が近づいてきました。シンボル的な山は、城山(ぐすくやま)という名前で、古くから信仰の対象になっているようです。ひと目見て、神が宿る場所だと感じました。

伊江島までのカーフェリーは1日4便(通常期)ある。運賃は大人片道730円から。

Hiromitsu Yasui

伊江島までの所要時間は約30分。

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カーフェリーから見えた城山(ぐすくやま)。

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その伊江島の港から車で5分の場所にあるのが、グランピングジャパンが開発し、今年開業した宿泊施設「THE FORCE 〜Iejima Beach Glamping〜」です。1日1組のみが宿泊できるラグジュアリーなグランピング施設です。

おしゃれなドームテントとオープンエアのデッキ、BARカウンター、シャワーやトイレなどがあり、アメニティやWi-Fiも揃っています。デッキのゆりかごとブランコを足して割ったような椅子に揺られて海を眺めていると、多幸感が半端ありません。ゆりかごから墓場まで……こんな快感に包まれていたいものです。

「THE FORCE 〜Iejima Beach Glamping〜」は、1日1組限定のグランピング施設。

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宿泊者用のドームテントはオーシャン・ビューだ。

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滞在中はフリードリンクだから、アルコールを含むさまざま飲み物がすべて無料で楽しめる。

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THE FORCE ~Iejima Beach Glamping~のコンセプトは、「その土地の空気・自然・ヒトに触れ、そこでしか味わえない唯一無二であることに価値を感じるかけがいのない贅沢・非日常的な体験」とのこと。

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ウッドデッキは192㎡もある。

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ここは自然と文明が高次元で融合したような施設です。朝日や夕陽、星空、波の音、コバルトブルーの海、背後の山、に囲まれながら、ホテル並の快適な空間を享受でき、食事は地元の食材を使った豪華なバーベキューで、BARのドリンクは飲み放題。さらにクリアカヤック・SUPボード・自転車も無料で利用可(有償のアクティビティも多数あり)。目の前にはほとんど人がいない美しいビーチがひろがっていてときどきウミガメも遊びに来るそうです。

今ならGo To Travelを利用して1人3万円台往復航空券も込みで泊まれるそうです(2名1室利用時)。この施設の存在に気づいて予約できた人には、何らかのポジティブなFORCEが働いているのかもしれません。

ドームテントの床面積は38㎡。冷暖房完備だ。

Hiromitsu Yasui

テントからは海が見える。

Hiromitsu Yasui

海を眺めながらの“ワーケション”も可能だ。

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料理には、伊江島の食材をたっぷり使い、かつ沖縄に古くから伝わる調理方法を取り入れたという。

Hiromitsu Yasui

自然を満喫!

土地の良い磁場のおかげか取材がスムーズに進んだので、余った時間で島のパワースポットに連れて行っていただきました。

伊江海岸には“映えるブランコ”が設置してあって、伊江島がインフルエンサーの聖地になる予感が。島民の信仰を集める城山に近づいて見上げると神々しくて拝みたくなりました。

伊江ビーチにあるブランコは、誰もが自由に座れる。

Hiromitsu Yasui

ブランコに座る筆者。“インスタ映え”すること間違いない。

Hiromitsu Yasui

ブランコの近くには鐘も設置されている。

Hiromitsu Yasui

良質の水が湧き出る「湧出(わじぃー)」というスポットに行くと濃いブルーの海中から白い水流が噴出しているのが見えました。神様が人間のために与えてくださった飲み水に感動。

城山や湧出などに行って自然の偉大さ、神の存在を体感しました。グランピング施設が快適すぎて1時間くらいいただけで万能感や無敵感が高まってしまったので、聖地巡りで謙虚さを取り戻せて良かったです。

伊江島の中央に位置する城山は、標高約172mだ。

Hiromitsu Yasui

自然を満喫したあとは、フェリーで本島に戻って、橋で気軽に行ける離島の瀬底島へ。オープンカー状態になったカマロが海岸と馴染んでバカンス感を醸し出していました。

GRACE OKINAWAでレンタルしたシボレー「カマロ・コンバーチブル」。レンタル料は保険料&税込で1日あたり2万6400円から。

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さらにそのあと本島の国際通りに立ち寄ったら、通り沿いの派手な色彩のお店にカマロが絶妙にマッチしていました。最後に物欲で締めくくりましたが、自然と煩悩、どちらにも没入することでバランスを保っていきたいです。伊江島でブレない地球の軸と繋がれば、文明と自然、都会と離島を自由に行き来できそうです。

ANAの沖縄〜東京便は1日約10便運航されている。所要時間は約2時間20分だ。※運航情報はANAウェブサイトを要確認。

Hiromitsu Yasui

文・辛酸なめ子 写真・安井宏充(Weekend.)