ユーグレナ、セブンへバイオ燃料を販売
ユーグレナは24日、バイオディーゼル燃料をセブン―イレブン・ジャパンに販売すると発表した。セブンは横浜市で実施するペットボトルの再利用事業で、回収車の燃料として使う。
同日、ユーグレナのバイオ燃料を利用したペットボトル回収車の走行を始めた。セブンイレブンの各店舗にある回収機からペットボトルを回収し、リサイクル工場へと運ぶ。
回収機は横浜市内にある53店舗のセブンイレブンに設置している。全てのペットボトルをバイオ燃料を導入した回収車1台で集める。
ユーグレナが提供するバイオ燃料の原料であるミドリムシは成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収する。地中から掘り出す時にCO2を排出する石油燃料よりも環境負荷が低い。
ユーグレナは2018年、バイオ燃料製造の実証プラントを稼働させた。年間のバイオ燃料生産能力は125キロリットル。25年には年25万キロリットルの生産能力をもつ商用プラントを稼働させ、生産コストの低減を目指す。
ユーグレナはバイオ燃料を自動車や航空機の燃料として販売を拡大したい考えだ。