CAMPFIRE、BASEと資本業務提携
クラウドファンディングを手掛けるCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京・渋谷)は13日、電子商取引(EC)サイト立ち上げ支援のBASEと資本業務提携を結んだと発表した。BASEを引受先として第三者割当増資を実施した。調達額は非公開。両社の顧客は中小事業者が多く、事業の親和性が高いと判断した。互いのサービスに顧客を送客する仕組みを作る。
新商品などの開発で資金を募り、出資した個人に商品を提供する購入型クラウドファンディング(CF)での提携効果を見込む。BASEを使ったECサイト事業者が新商品開発の際にCFで資金調達したり、CFで新商品を開発した事業者がBASEで新たに店舗を開設するといったビジネスを加速させる。
2021年夏までに、BASEのサイトからキャンプファイヤーのサイトに移動し、クラウドファンディングを始められる機能を実装する。将来的には株式投資型や寄付型など、購入型以外のクラウドファンディングへの誘導も見込む。
キャンプファイヤー代表の家入一真氏は12年にBASEを共同創業し、現在は同社の社外取締役を務める。資本提携で関係を深め、中小事業者の資金調達と商品開発を後押しする。
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