獺祭1本最高84万円で落札 サザビーズ競売 コンテスト優勝の山田錦使った純米大吟醸

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サザビーズの競売で落札された獺祭=旭酒造提供
サザビーズの競売で落札された獺祭=旭酒造提供

 旭酒造(山口県岩国市)の日本酒「獺祭(だっさい)」6本が10日、香港であった競売大手サザビーズの競売に初出品され、4合瓶(720ミリリットル)1本が6万2500~5万6250香港ドル(約84万3750~約75万9375円)で、日本、中国、香港などの参加者に競り落とされた。旭酒造によると、サザビーズで日本酒が競売されるのは初めてという。同社の桜井一宏社長(44)は「値が付くかどうか心配だったが、予想以上の高値になった。日本酒の新しい歴史を作ることができた」と手応えを語った。

 出品されたのは、同社が2019年に契約農家に呼び掛けて開催したコンテストで優勝した酒米「山田錦」を使って醸した純米大吟醸だ。通常の山田錦は60キロで2万5000円程度のところ、20倍の同約50万円の値段で、計3000キロ2500万円分(4合瓶1000本分相当)を購入。精米歩合は非公表だが、同社の最高級品以上の仕様で醸造したという。そこから厳選して23本だけ瓶詰めし、更によりすぐりの6本を競売にか…

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