西武園ゆうえんち、21年春に新装開業 1960年代風に
西武鉄道は28日、西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)を2021年春にリニューアルオープンすると発表した。園内を1960年代の日本の街並みや商店街をイメージした施設に改装し、CGなど最新技術を用いたアトラクションも導入。11月1日から長期休園し、改装工事に着手する。
リニューアルの総事業費は約100億円。「心あたたまる幸福感に包まれる世界」をコンセプトに高度経済成長期の街並みを再現する。新たなアトラクションは映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の監督である山崎貴氏、クリエーターの津野庄一郎氏らがプロデュースする。
観覧車やメリーゴーラウンドなどは残し、従来型の遊園地とテーマパークが融合した娯楽施設に衣替えする。西武ホールディングスの後藤高志社長は「コロナ禍で人々の行動や価値観が大きく変化した。ほほ笑みや元気を提供できるよう準備を進めたい」とコメントしている。