検証結果を報告 技術委員会、新潟県知事に
福島第1原子力発電所の事故原因を検証してきた新潟県の技術委員会は26日、花角英世知事に検証結果を報告した。これにより、県が柏崎刈羽原子力発電所の再稼働議論の前提とする「3つの検証」のうち、1つに区切りがついた格好だ。
技術委員会の中島健座長が県庁を訪れ、2012年からの議論をまとめた報告書を花角知事に手渡した。報告書には、事故原因に関する133個の課題や教訓が記された。
中島座長は「柏崎刈羽原発の安全確認にどう反映していくかの視点で、幅広く検証し教訓を抽出した」と話した。県が求めていた福島第1事故の検証作業は終了となるが、花角知事は「引き続き本来の目的である柏崎刈羽原発の安全性確認について議論してほしい」と伝えた。
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