「温暖化ガス排出ゼロ」カギ握るのは?
ここが気になる
カギを握るのは再生可能エネルギーと蓄電池の技術革新です。再生エネの中でも太陽光発電の進化は欠かせず、今以上に発電効率が高い太陽電池の実現が期待されます。再生エネを使いこなせていないのは、気象条件によって発電量が変動し、停電などのトラブルを恐れるためです。大容量の蓄電池を開発すれば、余った電気を蓄え、必要なときに使う仕組みが整います。
温暖化ガス「実質ゼロ」に向けた計画では中国と欧州連合(EU)が先行しています。日本が環境技術の覇権争いに乗り遅れ、対策コストだけがかさむ事態になった場合、50年の経済損失は年7.3兆円に上るとの専門家の試算もあります。
日本が環境先進国として復権するのは簡単ではありません。しかし脱炭素をめざす社会では、たった一つの技術革新でこれまでの「勝ち組」と「負け組」が入れ替わるといわれます。経済成長につながる日本発の技術革新を起こすためにも、研究支援や教育に力を入れる必要がありそうです。
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2018年入社。1面などの見出し付け・レイアウトを担当。最近TKG+SKN(卵かけごはん+塩昆布とかつお節とネギ)にはまっているが、そろそろお茶わんに収まらなくなってきた。
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