千葉・森田知事、自民党の鈴木氏擁立「容認」

知事選への対応について話す森田健作知事=13日、千葉県庁(小野晋史撮影)
知事選への対応について話す森田健作知事=13日、千葉県庁(小野晋史撮影)

 千葉県の森田健作知事は13日、来年4月の任期満了に伴う知事選で自民党県連が鈴木大地前スポーツ庁長官の擁立を検討していることに関し、「千葉県出身で五輪にも大変な縁がある。いい人をお探しになったのではないか」と述べ、容認する考えを示した。自身の4選出馬に関しては明言を避けたが、過去の選挙で支援を受けてきた自民党が他の候補を推すことを認めたことで、森田知事の知事選に対する消極的な姿勢が改めて浮き彫りになった。

 自民党が鈴木氏擁立に動いた経緯について森田知事は、同党側に「『今は(新型コロナウイルス対策などの)難問に集中したい。どうぞ、私に関係なくお探しください』と言った」と明かした。

 一方、自身の出馬に関しては、「まだ半年余りある。台風シーズンで新型コロナ対策もあり、一定の区切りができたときに、5年後10年後の千葉県を考えて自分の意思を言いたい」などと話した。

 自民党県連は14日には、県選出の国会議員らが党本部に集まり、知事選への対応を協議する。

会員限定記事会員サービス詳細